スティへのインタビュー 2004/1/3 



2003年12月にファンから質問を募集し、04年の1月3日にスティの兄マイクを通じて行われたインタビュー訳です。
日本語として分かりやすくするため、意訳している部分もありますが、
基本的には
スティの語った一言一句にできるだけ忠実に訳しています。
(原文:UK Promo Team site)



1. BBMAKで一緒に書き、レコーディングした最後の曲は何ですか?

僕らが一緒にレコーディングした最後の曲はGet You Through The Nightだよ。


2. BBMAKでレコーディングしていた時、曲のパートを歌う人をどうやって決めていましたか?

歌を分割する方法を決めるのは実際にはみんなが想像するよりシンプルだったよ。それはどの声がその部分に合っているかに依った。 僕らは一、二度歌を検討して、特定のタイプの音がいつ必要だったかを見つけ出して、それをその人に与えていたんだ。
僕らの声がよく調和してたのは好都合だった、でもそれらはみな、君たちが誰が歌っていたか十分わかるくらいには違っているよ。


3. あなたがBBMAKであった事に関して、今、失って最もつらい事とそうでもない事は何ですか?

僕らが一緒に活動し、ツアーをしていた頃の話し相手と笑いを今は失ったことは間違いない。

僕らはまだ毎月ってくらいお互いに会っているし、一緒にいる時に良い時間を過ごしてるよ。
マークはクリスマスに面白いメッセージをくれたし。
僕らが一緒にいる間は仕事のことは考えないで楽しんでる。
つまり僕らは友達として頻繁に会ってるよ。

つらくない事の方で明白なのは、ツアー中みんなと一緒に暮らす時にそれぞれにあった悪い癖だね:
彼らがバスで巻き起こす、絶え間なく続く大騒ぎとか、
彼らがいつものように遅れて走ってくる時、ホテルのロビーで無意味に座ってる事とかもね。


4. これは本当にBBMAKの終わりなんですか?

現時点ではそうだね、だけど僕は、決して言い表すことができないほどの事を学んだんだ。
僕らは一緒にいた約7年間に、自分たち自身について、お互いについて、
世界について、中でも音楽ビジネスに関して、多くのことを学んだ。
そしてたとえ、僕らがグループとして二度と一緒に活動することがなくても、
僕らが一緒に学んだ多くの事柄は、
(ひとりで)スタジオにいる時にも僕と共にあると分かっているよ。



5. この数年間のあなたのBBMAKでの経験は、ソロアーティストとしてのあなたの意志決定にどのような影響を与えますか?

さっき言ったのと同じように、学んできた体験はとても価値のあるものだったよ。僕が音楽ビジネスについて知ったことの全て、それはいい事も悪い事も両方あるし、僕はそれをもっと詳しく知ることになるだろうけど、結局は僕にとってプラスになるだろうって期待してるよ。芸術的側面と同じくらいにビジネス的な事も管理しなきゃいけないんだ。
僕が音楽上でしたいと思う事を何でもできて、そしてそれが成功するのが理想だよ、でも僕は、将来の僕の活動において少なくとももう少し多くの責任を望んでいる。僕は、自分自身でも他の人と一緒にでも曲を書くことができるって分かってる、そしてそうしていく事が僕の意思だよ。


6. あなたに今日ミュージシャンになることを決めさせたのは何ですか?

2つのものが、真剣に僕をミュージシャンになろうとさせたんだ。 1番目は僕が聞いて育ったミュージシャン達だよ:ビートルズ、(ジミ)ヘンドリックス、(エリック)クラプトン、ザ・フーとかね。彼らはミュージシャンとして成功していた。
ほとんどの夜、多くのローカルのバンドがダウンタウンのパブやクラブのショーで演奏するのを見ることができたよね、そしてそれは本当に真剣にはしていない仕事後の楽しみか、その世界の中に全てを置き、その次のレベルまで全く進まないかどちらかだった。僕が言ったミュージシャン達は明らかにそれを成功させた人達だよ。 彼らは、成功してこのビジネスでキャリアを作れるってことを僕に示したんだ。

僕をミュージシャンになろうとさせた2番目の事は、僕が世界を見たかったってことなんだ。そして僕は、今までにかなりたくさん見たって言えるよ。 アメリカとカナダ、日本、シンガポール、マレーシア、ベトナムとアジアのその他の場所、南アフリカとヨーロッパのほとんどを含む世界中に行ったって言える25歳はそんなに多くはいないよ。
それにその上、僕はそれら全てで良い時間を過ごせた。僕は何度も偶然マイク(=スティの兄)とポーラ(=マイクの妻)と出会ったり、僕らのアメリカ人のいとこたちの何人かにも会ったし。そして僕は一度も会ったことがない人たちとも良い友情が作れたんだ。 一般的必要条件としてこの旅行全てができるような仕事は多くないよ。
僕らが家族と羽を伸ばしてから僕が次に熱望してる旅行はオーストラリアだよ、そしてそこは僕が訪問したい場所だよ。


7. あなたのソロ活動を開始しようとしていることについて、どんな面を最も楽しみにしていますか?

BBMAKでいた間、僕が持っていた事のいくつかを楽しみにしているよ: ファンの誠実さ、そしてもう一度僕に会うためにいてくれるファンに会えること。 僕はみんながそうであってくれる事を願っているし、マークとクリスチャンがもう一度ツアーで戻ってくるなら、彼らにも同じであって欲しいと思う。 でも今回僕の音楽は、完全に他のものからの少しの影響もないものになるよ。


8. 私たちファンは、あなたのソロ曲を聴いて
どんなタイプの音を予想したらいいですか?

僕の新しい曲は後期のBBMAKの曲のスタイルにかなり近いよ。 もし君がInto Your Headの曲の音を楽しんでくれてたなら、多分僕の新しい曲も気に入ってくれると思うな。 音楽的に、僕はまだ新しい分野には入っていない。 僕が知ってる最良のものを続けてる。ちょっとロック調の感じがあるしっかりしたポップスだよ。僕は曲作りとレコーディングの全てを楽しんでた、そしてファンのみんなにもその全てを聴いた時に楽しんでもらえたらって思ってる。僕がLet It All Outのクリップに関してこれまでに得たフィードバックから、僕の仕事を気に入ってくれた人がたくさんいたよ、そしてそれが続くことを願ってる。


9. 過去にあなたの音楽的影響について読んだことがありますが、あなたが言っていた音楽のタイプはあなたの仕事の中で目立ってくるようになりますか?

うん、事実、僕が聞くのが好きな音楽は僕が書いて演奏するのが好きな種類と同じだよ。だから僕がいつも書く曲は何でもそれに一定の特徴がある、ほとんどはBBMAKファンが聞き慣れているrock-popサウンドだよ。でもできれば、僕の新しい音楽はたとえ曲が一定の種類の音楽によって影響されているとしても、それでもスティ・マクナリーサウンドであってほしいな。


10. 曲を書く時、あなたはどこからインスピレーションを受けていますか?

多くの歌は今起きていることとかの人生経験からだよ、あるいは当時は書いていた事に合っていると思えなかった昔の歌詞からもね。戸棚にどんな食べ物があって、僕が何を食べるかを決めることで発展していった歌さえあった。
インスピレーションはいつでも浮かぶよ、ただ流れに身をまかせて、どこに連れて行かれるか確かめきゃならない。もしそれがうまくいけばいい歌ができるし、またもしそうでなければもっと進めてみるか、またゼロから始めるんだ。


11. アルバムトラックを選ぶ時、カットする曲はどうやって決めていますか?

アルバムトラックを選ぶ方法はいくつかあるよ。まず初めに、ビジネスにおける友達にあらかじめ曲を聴いてもらって、フィードバックしてもらうこと。もし誰かが、ある曲について明らかに何か言いたいことがあるなら、良いことでも悪いことでも情報をもらって他の人が言ったことと比較する。
僕はライブ演奏を楽しめた曲はもちろん、アルバムに入れるのにベストだと思う曲も選んでる。もし僕がファンがその曲が好きだろうなって思ったら、そして車の中とかいろんな場所やショーで一緒に歌えるだろうなって思えば、アルバムに入る可能性は高くなるよ。


12. あなたは自分の音楽を聞いて楽しんでいますか?

僕は初めの段階、特に新しい素材を書いている時点での自分の音楽を聞くのが好きだよ。 そういうのは比較的新鮮で新しいから、僕は他の何よりもデモを聞いているね。変化させたり改良したり、もし望めば違う方向に歌を持っていくチャンスもある。
いったん歌をレコーディングし終えてアルバムを完成させたら、僕はあまり曲を聞き過ぎないようにしてる。単純に何ヶ月もぶっ続けでライブでそれを演奏することになるから、ライブショーの為に新鮮なままでいたいからね。時にはライブでの演奏はレコーディングしたアルバムの曲の聞こえ方とは全く違って聞こえるんだ。
僕は新しいアイデアや曲を探しているから、それがアルバムになった時には自分の音楽に近寄らないようにもしてる。以前カバーしていたテリトリーを越えようとしてる時には、古い素材を聞くことはそれほどひらめきを与えることにはならないんだ。


13. あなたがかつてレコーディングした全ての曲の中で、好きな曲はどれですか?またそれは何故ですか?

BBMAKの曲で印象に残っている2曲はOut Of My HeartとBack Hereだよ。どちらもライブで演奏するのに素晴らしい曲だった。いつかツアーでそれらの曲をまた演奏するかもしれない、でも当分の間は古い曲からは離れておくだろうだけど。
新しい曲については、僕が目下書いている2、3曲だけじゃなく、40曲近く書いた。僕ひとりで書いた曲が一番多いんだ。他の人たちと一緒に書いた、または今書いているのが約12曲あるけどね。僕はInto Your Headからの曲を何曲か共作したリアル・リープルと一緒にいくつかの新しい曲を書いているよ。
これまでに僕が書きためた中で、特に傑作なのはLet It All Out、Alive、Catch Me If You Can、Time Is Running Out そしてLet Goだよ。これらのうち何曲かは、多分次のアルバムに入ると思う。僕がレコーディングした曲の大部分は、セカンドソロアルバムが計画されるまでは宝の持ち腐れになるだろうけど。Aliveは僕がリリースするファーストシングルになるように選んだ僕のお気に入りだよ。


14. あなたは今までにスターに夢中になったことがありますか? もしあるなら、それは誰ですか?

僕は数年間この仕事で働くまでは、ひとつには本当に有名な尊敬される人や、仕事上で師と仰げる人に会わなかったから、誰かに会って夢中になったことはないんだ。でも僕はツアーや一緒にショーをする間に会った数十人を含めて、かなり多くのセレブに会う機会はあった。BBMAKが一緒にコンサートをした人ではなくて印象に残っているのはエアロスミスのスティーブン・タイラー、マイケル・J・フォックス、ヘンリー・ウィンクラーそしてジェイ・レノ。彼はいつも彼のショーで僕たちをとても歓迎してくれた。もう一度彼に会ってTonight Showで新しい曲を演奏したいな。


15. ’結婚してくれる?’って尋ねてくるよくある熱狂的ファンは別として、あなたが今までに遭遇した(経験した)ファンとの最も面白い経験は何ですか?

僕らに会うために長距離を旅した人たちは別として、何人かのファンが作ったBBMAK’チャーリーズ・エンジェル’パロディービデオはちょっと違うものとして目立っていたな。それとショーやイベントにいて、僕らに会いに来たがっていた何人かの有名な人たちもいたよ。バックストリート・ボーイズのハウイー、ドナテラ・ヴェルサーチ、パメラ・アンダーソンとかを覚えているよ。


16. 私たちはいつツアーで会えますか?

できるだけ早くまたツアーに出たいと思っているよ。アルバムを完成させたらすぐ振り向きざまにでもギターを持って、またステージの上に戻るのが待ちきれないよ。もう一度演奏をすること、そして新しい曲を一緒に歌ってくれるファンのみんなに会えるのは素晴らしいことだろうね。今年後半にはみんなに会いたいって思ってるよ!